雛人形、五月人形、こいのぼり、盆提灯の通販サイト | 人形の丸富
五月人形Q&A
ここでは五月人形についてよくあるご質問にお答えさせていただいております。
端午の節句とはなんですか?
A: 「初めの五」の意味で「端五」と書いたのが「端午」と書くようになりました。
この日に鎧兜(五月人形)を飾るようになったのは、(陰暦の五月は今の六月)梅雨に入る前に武将の一番大事な甲冑を虫干しした事から飾るように
なったと言われています。
鎧兜は武将にとって身を守る大切な道具です。その意味から、事故や病気からお子様を守ってもらうように願いを込めて飾ってください。
また、こいのぼりは江戸時代に生まれた飾りです。鯉は非常に生命力が強く、急流をさかのぼりやがて龍になって天に昇る伝説から、お子様がどん
な環境にも順応し、立派な人になるように願う飾りとして親しまれています。
生まれてすぐでも、初節句はしなければならないのですか?
A: 端午の節句は、元々は、年齢を問わず、男の子の立身出世を願うお祭りとして行なわれていました。
そして、江戸中期頃から、男の子の誕生を祝って行なわれる初節句が盛んになり、それが現代に引き継がれています。
初節句は、子供が生まれて初めての端午の節句ですから、本来は5月5日に生まれても、その日が初節句です。
しかし実際のお祝いは、お宮参り(生後30日前後)を基準とし、生まれて初めての端午の節句がお宮参り以前に来る場合は、お祝いを翌年に延ばす
ことが多いようです。
なぜ、五月人形を飾るのですか?
A: 五月人形の始まりは、身代わりとして厄(やく)を背負ってもらうための人形(ひとがた)です。
身に降りかかる災いを「厄(やく)」といいますが、特に小さな子供は、病気にかかったり、けがをしたりすることが多いものです。
そのため、生まれた子供が健やかに育って欲しいと願いを込めて、五月人形を飾ります。
五月人形はお嫁さんの実家が送るものですか?
A: 最近はどちらの実家か関係なく送られる事が多いです。
出来ればご両親でご相談されて、内飾りはお嫁さんの実家なら外飾りはご主人の実家という風に選ばれるお客様も居ます。
五月人形はいつ頃から飾るのですか?
A: 五月人形は五月五日を基準に約一ヶ月前頃から飾られるといいと思います。
天気のいい日にお子様と一緒に五月人形を飾られるといいでしょう。
お子様にとってもいい思い出になるでしょう。
五月人形はいつ頃片付けるといいのですか?
A: 地域によっては、旧暦で飾られる地域もあり、まちまちですが出来れば梅雨に入る前に片付けてください。
片付け方は雛人形とだいたい同じで、やはりからっと晴れた日の朝からゆっくりと丁寧に片付けてください。
但し、鎧兜(五月人形)の中には直に触ると腐食するものもありますので、金属部分は手袋をはめて片付けるようにしてください。
片付ける時のポイントも雛人形と同じですが、特に鎧兜(五月人形)の高価なものほど昔からの制作方法で作っているものが多いので防虫剤の入れ
すぎには特に注意が必要です。
鎧兜(五月人形)の金箔やメッキの部分が変色してしまうことがあります。
(飾らない事を考えて2~3年分の防虫剤を入れる方が居ますが、逆に大変なことになりますので注意してください。)
お父さんの五月人形を飾ってはいけないのですか?
A: 五月人形は、その子の厄(やく)を背負ってくれる『お守り』です。お父さんの五月人形は、お父さんの厄(やく)を背負ってくれました。
そして、我が子には、その子の厄(やく)を背負ってくれる五月人形を用意してあげることが大切です。
次男には、五月人形はどうしたらいいのでしょうか?
A: 本来は、五月人形は一人一飾りが基本です。
でもそれは、経済的な事情が許せばということが大前提です。
とはいっても、下の子に何もないのはかわいそうなものです。
京甲冑と江戸甲冑の違いは何ですか?
A: 京甲冑は、京都の貴族社会の中で生まれ育った、きらびやかな甲冑(兜・鎧)です。
一方、江戸甲冑は、武家社会の中で、実戦に用いられた鎧兜(よろいかぶと)と同じ制作技法でつくられた甲冑(兜・鎧)のことをいいます。
京甲冑は、金属の装飾金具を組み合わせ、京都らしく金箔を多用し、龍の前立てを配してつくる派手な外観が特徴です。
江戸甲冑は、華美な装飾はなく、本物だけがもつ落ち着いた重厚感が特徴です。
内飾りと外飾りの違いは何ですか?
A: 内飾りとは、室内に飾る五月人形の総称です。兜飾りも鎧飾りも大将飾などは、全て内飾りです。
また、室外に飾る五月飾りを外飾りといい、代表的なものに、鯉のぼりがあります。
一般的には、都市部の住宅では、内飾りを豪華にする傾向があり、反対に地方では、大きなこいのぼりを立てるなど、外飾りを豪華にする傾向がある
ようです。
端午の節句のお菓子と言えば何ですか?
A: 地方や地域によってさまざまなお供えがありますが、代表的な物としては、関東地方では主に 『柏餅』
関西地方では『粽』(ちまき)があげられます。
古くは平安時代の頃からすでに『粽』があったそうです。
その頃の粽は「チガヤ」という草で巻かれていたので、「ちまき」と呼ばれるようになったそうです。